上野公園敷地内に2016年7月に世界遺産登録が期待されている美術館があります。
「国立西洋美術館」といい19世紀から20世紀前半の絵画・彫刻を中心に集められた、
「松方コレクション」を保存・公開するために1959年(昭和34年)に設立されました。
(詳しくはここを見てください。)
松方コレクションと展覧会を通じて西洋美術全般を広く紹介することが活動方針です。
国立西洋美術館は建築家ル・コルビュジエが設計した代表的な建物の一つです。
ル・コルビュジエは「近代建築の五原則」を定式化し、
近代建築運動を推進する上で大きな影響力を持っていた人物です。
フランス政府とル・コルビュジエ財団が中心となり、
ル・コルビュジエが設計した建物を、世界遺産登録する計画が立てられました。
2009年、2011年と審査を経て、2016年5月にユネスコの諮問機関である
イコモスによる記載勧告がされました。
これにより2016年7月に第40回世界遺産委員会にて世界遺産登録がされる可能性が大きいです。
国立西洋美術館では2016年6月12日まで「カラヴァッジョ展」が開かれています。
長年行方不明だった「法悦のマグダラのマリア」という作品が2014年に見つかり、
今回世界で初めて公開されています。
7月に国立西洋美術館が世界遺産に選ばれることを祈っています。