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電子DIY「イメージセンサから画像を送る」#特別番外編

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電子DIY「イメージセンサから画像を送る」シリーズ の特別番外編です

#1 はこちら
#2 はこちら
#3 はこちら

みなさんは、技適マークをご存じでしょうか?

 

このシリーズを読まれている方は、通信機器やIoT機器に興味が有るのではないかと思います。

技適とは技術基準適合証明、技術基準適合認定の2つの総称です。

この証明がされていない無線機器を国内で無断使用することは電波法の違反となります。

<技適マーク>

 

そして、この技適マークは、無線機、無線機が入っている筐体、パッケージや

取扱説明書などに表示することが義務付けられています。

たとえば私が使っているiPhoneでは

「設定 → 一般 → 法律に基づく情報および認証」のなかに有ります。

<iPhoneの技適マーク>

 

ここからが本題です。

今回の製品を観察してみると

……? 技適マークがどこにも見つからない。

え? 日本で買ったのに?

 

原因はどうあれ、法律違反をするわけにもいきません。

そこで急場の打開策「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」を総務省へ申請しました。

<総務省HP>

短期間の実験等のみを目的とする場合は、この届出を行うことで最長180日間その機器を使用できます。

 

手続きは、下記の通りです。

1. 総務省のサイトに自分のアカウントを作るために、本人確認の書類を送る
2. 本人確認が済んだら、メールが来る(書類を郵送してから7~10日くらい)
3. パスワードを登録してアカウント登録完了
4. 今回使用する機器の仕様や通信規格等を調べて申請
5. 総務省関東総合通信局から特例制度の開設届を待つ

ただし実験が終わったら、

180日経っていなくても、ただちに無線局の廃止を届け出て、

かつ無線設備を回収するなどの措置をしなければなりません。

 

この制度のおかげで今回の実験はなんとかなりましたが

良くも悪くもいい勉強になりました。

皆さんもネットでの購入にはお気を付けください。

電子DIY「イメージセンサから画像を送る」#3

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電子DIY「イメージセンサから画像を送る」シリーズ

早くも3回目の記事です。

#1 はこちら

#2 はこちら

 

前回の携帯スチルカメラは、撮影時に映像が見られない…

後になって「これは撮り直しだな。」となりがちですよね。

そこで今回は、リアルタイムモニターを作成することにしました。

 

カメラをWiFiでインターネットに接続し、ライブ画像を

ブラウザで確認しながら撮れるように変更します。

「おや? 前回の写真とほぼ同じでは?」と思った方は、

するどい。じつはその通り。

 

ESP32 CAMのすごいところの1つがこれです。

「microSDに画像を記録する」カメラと

「WiFiで画像を送信する」カメラが

なんとソフトウエアだけで切り替えられます。

 

今回もArduinoIDEでコーディングします。

「CameraWebServer」というスケッチ例をベースにしました。

スケッチに下の変更を入れます。

・複数のカメラ製品のモデルから適切なものを選ぶ

・ルーターのssidとpasswordを書き加える

 

Camera Ready! Use ‘http://(IPアドレス)’ ~

と出てきますので、メモしておきます。

<シリアルモニタ画面>

では実際に使ってみましょう。

 

PCなどから、ブラウザに

カメラのIPアドレスを入れると。

<ブラウザ画面>

右上にあるのが送信されてきている画像です。

 

ブラウザでモニターしておき、

それを確認しながら静止画を撮影しました。

<サボテン再登場>

前回に比べるとサボテンくんも少し良い感じになりました。

 

電子DIY「イメージセンサから画像を送る」シリーズは、

今回が最終回のつもりでしたが、

番外編としてある驚きの事件の顛末を紹介します。

電子DIY「イメージセンサから画像を送る」#2

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電子DIY「イメージセンサから画像を送る」シリーズ

前回(#1)はこちら

 

今回は、前回の準備段階として行った、

「静止画撮影用カメラ」を試したときの解説です。

 

ESP32-CAMのマイコンボードにはmicroSDカード用ソケットが付いているので、

今回はそれを利用します。

microSDカードに静止画を記録してみます。

 

ESP32のマイコンボードはArduinoとコンパチブルなので、とても便利です!! 

ArduinoIDEでスケッチ(プログラムコーディング)を作成し、マイコンへ書き込みます。

(ESP32-CAMは人気があるので、インターネット上には豊富に情報が載っています。)

 

スケッチの書き込みが済んだら、バッテリーを取り付けて「携帯できるカメラ」の完成です。

カメラ用モニターが無いので、どんな写真になるかはお楽しみ。

 

ベランダのサボテンを撮ってみました。

光が強すぎたらしく、モヤッと白いかんじになってしまいました。

 

次の#3の記事では、ライブ画像を送信してブラウザでモニターしてみます

電子DIY「イメージセンサから画像を送る」#1

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いろいろなIoT的なことに応用できそうな製品を見つけたので入手しました。

下の写真がそのESP32-CAMです。

1700円くらいなのに、カメラ、マイコン、通信機、USBコネクタ

これらすべてを含むセットにしている驚きの優れものです。

 

横からみると下の写真のように2枚のボードとカメラ(CMOSイメージセンサ)

が階層構造になっているのが分かります。

マイコンにプログラムを書き込むとサーバーとして画像データを送信します。

静止画と動画を選ぶこともできます。

 

当社の外の風景を撮影してみるとこのようなかんじになりました。

 

プログラムはライブラリが豊富なので、あまり苦労することはありません。

次の#2の記事からは、いくつかの試行錯誤の経験をふまえて、

必要なツールやハードウエアのセットアップ方法の解説をしていきます。